Raspberry Piを動かしてみよう! ~2013-09-25-wheezy-raspbian~
最近、Raspberry Piを購入して色々遊んでいるのですが、遊んでいるうちに何度もセットアップをやり直したりしているので、Raspberry Piを動かすまでの方法をまとめました。
概要
用意するものと簡単なセットアップの流れです。
本体のみ買えば、後は家にあるもので大体OKです。ディスプレイの出力はHDMIなので最近のテレビには付いていると思います。テレビをディスプレイ代わりになんてこともできます(PS3を持っている人はPS3のHDMIケーブルを引っこ抜いて使えるでしょう)。
[用意するもの]
- Raspberry Pi本体
- SDカード(class10以上がお奨め)
- USBマウス
- USBキーボード
- ディスプレイ用のHDMIケーブル(とHDMIに対応したディスプレイ)
- LANケーブル
- microUSBケーブル(電源用)
- USB AC アダプタ
1A(1,000mA)以上出力できるもの。iPhoneなどの充電用アダプタでも大丈夫です。
[動かすまでの流れ]
- SDカードにRaspberry PiのOSを焼く
- Raspberry Piに諸々を指して、最後にmicroUSBを指して電源ON!
- 初期設定
~終了~
1.SDカードにRaspberry PiのOSを焼く
Raspberry PiのOS Raspbianをダウンロード
Raspberry Piの代表的なOS「Raspbian」をダウンロードします。
まずは、作業用のフォルダを適当なところに作成しておきます。
から「2013-09-25-wheezy-raspbian.zip」をダウンロードして作業フォルダに保存する。
ダウンロードしたzipファイルを解凍してください。解凍されると「2013-09-25-wheezy-raspbian.img」というimgファイル(イメージファイル)があるはずです。これがRasbianのイメージファイルです。
このファイルをSDカードに書き込むのですが、ドラッグ&ドロップなどでコピーしてもRaspberry Piは起動しません。ので、SDカードにイメージファイルの内容をそのまま書き込みます(イメージファイルを焼きます)。
SDカードのドライブ名を確認しておく
イメージファイルを焼く作業の前に、ちょっとだけ準備をしていきます。
PCにSDカードを指してください。「マイコンピュータ」(Win7以降なら「コンピュータ」)を開いてSDカードのドライブ名を確認しましょう。
SDカードを指した時に、「リムーバブル ディスク(?:)」ってのが表示されたと思いますが、?の部分がドライブ名です。
SDカードにイメージを焼く
方法はいくつかありますが、Downloads | Raspberry Piで紹介されている方法でやってみます。
Win32 Disk Imagerを使ってイメージを焼きましょう。
からWin32 Disk Imagerをダウンロードして作業フォルダに保存、解凍してください。
解凍したフォルダに「Win32DiskImager.exe」があると思いますので、実行してください。
「Image File」に作業フォルダのRaspbianのイメージ(「2013-09-25
-wheezy-raspbian.img」)を指定します。
「Device」をSDカードのドライブ名にしてください。
[Write]ボタンをクリックして、焼いちゃってください!
少し時間が掛かるので、小休憩をどうぞm(__)m
2.Raspberry Piに諸々を指して、最後にmicroUSBを指して電源ON!
Raspberry PiにUSB マウス・キーボード、LANケーブルとHDMIケーブルを指して、ディスプレイと接続しておきます。小休憩中に出来上がっているはずのSDカードを挿入してください。(SDカードを抜く時は、ドライブを右クリックして[取り出し]をクリックしてから抜きましょう)
最後にRaspberry PiとmicroUSB(ACアダプタに装着済み)を指すと起動です!
Hello Raspberry Pi!!
ディスプレイに起動しているっぽい文字がずらずらと表示されていれば成功です。
3.初期設定
とりあえず、使用するために必要な初期設定を方法です。
初期起動時は、Setup Options画面が表示されます。
- 「1 Expand Filesystem」をEnter
⇒なにやらゴチョゴチョを静観
⇒<OK>をEnter
SDカードの余った容量を全てRaspberry Piで使用するようにする設定です。 - 「4 Internationalisation Options」をEnter
⇒「I1 Change Locale」をEnter
⇒ [ja_JP.EUC-JP EUC-JP]と[ja_JP.UTF-8 UTF-8]でspaceを押して*をつける
⇒ tab で<OK>に移動してEnter
⇒とりあえず、[en_GB.UTF-8]でEnter
⇒なにやらゴチョゴチョを静観
付録で日本語化の設定をします。 - 「4 Internationalisation Options」をEnter
⇒「I2 Change Timezone」をEnter
⇒「Asia」をEnter
⇒「Tokyo」をEnter(tを押せばすぐに移動できます) - 「4 Internationalisation Options」をEnter
⇒「I3 Change Keybord Layout」をEnter
⇒「Generic 105-key (Intl) PC」をEnter
⇒「Other」をEnter
⇒「Japanese」をEnter
⇒「Japanese - Japanese (OADG 109A)」をEnter
⇒「The default for the keybord layout」をEnter
⇒「No compose key」をEnter
⇒<Yes>をEnter(デスクトップ画面(Xウィンドウ)から[Ctrl]+[Alt]+[Back space]でコンソールに簡単に戻れるようにする。) - SSHはデフォルトでEnableなので、変更する場合は、「Advanced Options」⇒「A4 SSH」⇒<Disable>
- tab二回で「Finish」をEnter
- <OK>⇒再起動
- 再起動が終了するまで待つ
- 「raspberrypi login:」と表示されたら、"pi"を入力(これがユーザ名です)
⇒「Password:」で"raspberry"と入力(デフォルト パスワードです。入力しても文字は表示されません。) - 「pi@raspberrypi ~ &」が表示されたら、OKです。
お疲れ様でしたm(__)m
デスクトップ画面(Xウィンドウ)を表示してみよう
折角、Raspberry Piを入れても、Unix系OSを使ったことない人は、なんのこっちゃわからないと思うので、Windowsデスクトップ画面でパソコン感を感じてみましょう。
"startx"と入力してEnterを押してみましょう。
少し待つと慣れ親しんだ画面が表示されると思います。
Raspberry PiのWebブラウザ「Midori」など起動して遊んで見るのもいいと思います。
まだ、日本語化をしていないので、日本語入力は出来ませんが・・・。
コンソールに戻るには、設定で[Ctrl]+[Alt]+[Back space]で戻れるようにしてあれば戻れます。「LXTerminal」でもコンソールと同じことが出来ます。
とりあえず、今日はここまでにしようと思います。
今後のRaspberry Piでは、「FirefoxOSを入れてHTML5の世界を覗いてみる」や「Raspberry Piを使って、iPhoneのYouTubeをテレビで見る! ~AppleTVモドキを自作~」、「Raspberry Piで寝ている子供の様子を見よう!」などを考えています。
アイデア次第で何でも出来そうなRaspberry Pi!!すばらしいですね!!
[補足] 日本語化してみよう!
さくっと日本語化しましょう。
コンソールで以下を実行してください。
- sudo raspi-config
初期起動時に表示された画面が表示されます。 - 「4 Internationalisation Options」をEnter
⇒「I1 Change Locale」をEnter
⇒ [ja_JP.EUC-JP EUC-JP]と[ja_JP.UTF-8 UTF-8]に*が付いていることを確認
⇒ tab で<OK>に移動してEnter
⇒とりあえず、[[ja_JP.UTF-8]でEnter
⇒なにやらゴチョゴチョを静観 - tab二回で「Finish」をEnter
- sudo apt-get install ttf-kochi-gothic xfonts-intl-japanese xfonts-intl-japanese-big xfonts-kaname
- しばし待つ
- sudo aot-get install uim uim-anthy
- sudo reboot
ここまでで、デスクトップ画面の日本語化は終了。SSHでも日本語OKになりました。Raspberry Piのコンソール画面で日本語を使いたい場合は、以下も実行してください。 - sudo apt-get install jfbterm
jfbtermを使えば、コンソールで日本語を使えるようになります。 - jfbtermを実行する
- 試しにapt-get -hを実行してみてください。日本語で表示されるはずです。
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